ゆうの試打シリーズ「ヴェガX」編
2021/07/22
この連載も第3回目になりました。徐々に見てくれている人が増えてくれたらうれしいですが、気長にやりましょう笑。
今回の用具は、バタフライ、スティガとやってきて、XIOMの登場です。
XIOMと言えば、07年に日本上陸した韓国メーカー。当時は五輪チャンピオンの柳承敏と契約し、「野獣の皮」と形容された「オメガ」を引っさげて日本市場に参入しました。
その後、09年に「ヴェガ」が登場しました。カーボスポンジと呼ばれる真っ黒いスポンジは斬新で、当時は「うわ、カッコいい」と興奮したことを覚えています。
08年にバタフライから「テナジー」が発売となり、スピン系テンションという新しいジャンルが生み出されました。ドイツ製ラバーもバタフライに負けじとスピン系テンション裏ソフトを次々と発売。当然、「テナジー」と価格を合わせたことで、他メーカーは6000円という価格をつける中、「ヴェガ」は衝撃的な3500円(現在は価格改訂)というロープライスで一気にユーザーを獲得したのです。
今までのラバーに比べて、性能は2倍。価格は半分。これほど刺激的なマーケティングは近年ないでしょう。
一気に認知を広げた「ヴェガ」は、今でもコストパフォーマンスの代表格として君臨しているのです。
さて、今回の「ヴェガX(テン)」はそんなヴェガシリーズの最高峰のラバーです。何が最高峰なのかと言うと、性能はもちろんですが、やはりコストパフォーマンスもすごい。
発売のきっかけは「ヴェガ」誕生から10年経ったという「10周年記念モデル」だったのですが、力の入れようが違います。
通常、記念モデルと言われると、焼き直し・パッケージだけこだわる・便乗商法などなど、心が荒んでいる自分は悪い方向に考えてしまうのですが、「ヴェガX」は違います。
「10周年だ!本気見せてやるよ!」と言わんばかりの性能と価格。
このラバーをみんなが知ったら恐ろしいですよ。
だって、国内メーカーの、あのラバーよりも、大ヒットのあのラバーよりも、性能が高くて価格が安いんだもん。
実際の打球は動画で確認してください!