ゆうの試打シリーズ Q Qualityが業界に喝を入れる! こんな良いラバー出して本当に大丈夫か?
2021/12/10
最近ラバーが高いですね。
バタフライのラバーはもちろんですが、ドイツ製ラバーもどんどん価格が上がっています。新製品はもちろん高い、現行品も値上がり必至!
もちろん価格の安いラバーもありますが、上がどんどん高くなりすぎてませんかね。心配です。
さあ、そんな空気を吹っ飛ばしてもらいましょう。
価格を上げろ上げろに待ったをかけるミズノの破壊光線!
「Q Quality」(キュー クオリティ/以下QQ)が令和3年の歳末に、一石どころか、雨あられの喝を降らせようとしているのだ。
ミズノのQシリーズについて簡単に説明しよう。
・日本製であること
・住友理工(売上4200億円の大企業)と共同で作っていること
・OEMはしておらずミズノが独占で販売していること
・今までQ3、Q4、Q5を発売している
・Q3はスピード、Q4は回転、Q5はバランス
・価格はどれも6000円超え
ここまでわかっていれば大丈夫
今までなぜQシリーズがそこまで流行らなかったのかを分析すると
性能は高くて良いラバーなのだが、現状発売している他メーカーのラバーに比べて圧倒的に凌駕している部分がなく、「変えるまでには至らない」ラバーだったからだろう。
性能的には文句はないが、あえて変えるには少々勇気が必要。
だって6000円って高いじゃん。失敗したくないよね。
でもQQはそんな不満を吹き飛ばすポテンシャルを持っています。
これは、事件です!
打球感はQ5を少し柔らかくしたイメージで、全体的に食い込んで球をつかみます。
今のドイツ製の「カチ」っとかける打球感とは違い、どちらかといえば、バタフライ寄りの打球感。テナジー05とディグニクス05の中間のような硬度と性能を持っています。
テナジーテイストの上位互換という表現をすれば、わかりやすいかもしれません。
今までさんざん「このラバーは滑らない」という表現が使われてきましたが、QQは滑らないという表現よりも、どんな場面でも食い込んでくれるほうが合っている。
ディグニクスは硬い表面でガリっと球を持つが、QQは少し柔らかいシートがモチっと球を持つ。うーむ、心地よい。
ディグニクスや50度以上のドイツ製ラバーを使っている人にとっては、「柔らかい」と感じるかもしれないが、エネルギー効率は同等以上。
いや、むしろどのドイツ製よりも性能が高いんじゃないか?
ドイツ製の尖った癖も病みつきになるが、QQのオールラウンドな穴のないバランスも良いぞ!
「現状の6〜7000円のラバーよりも高性能で価格も安い」となると、それはビックリですよ。まるでアメリカを席巻した日本車のようなインパクトだよまったく。
今まではディグニクス、テナジーが高いからドイツ製にしようという人は多かったが、そのドイツ製すら価格が上がってしまっては難民が出てしまう。
この国難をどうすればいいのかと頭を悩ましていた時に、なんとタイミングが良いことか!
さあ、QQ王国にいらっしゃい!
定価5300円+税=5830円
2割引なら4664円だ。ほとんどのドイツ製トップラバーよりも安く、ディグニクスの半額程度の価格
これは売れる気しかしない。
いや、このラバーが売れなければ、ミズノはもうやることがない。
ミズノの自信と覚悟が詰まったQQ
これは期待してもいいでしょう。