ゆうの試打レビュー「 スピンエースカーボン・WFSローター」編 コルクがないと持てないなら反転式を使えばいいじゃないか!
2022/02/05
今やペンといったら中国式。
両面にラバーを貼ることが一般的になっているので、中学1年生用の学販でも日本式ではなく中国式がほとんど。
日本式の片面の選手は少ない。
「若いのに珍しいね」と声をかけられるに違いない。
でもシニアだって、両面に裏ソフトを貼ってプレーしたい。裏面打法をやりたいと思っています。
そこでハードルとなるのが
「重量」「グリップ」の2点です。
まず中国式はブレードの面が大きいので、両面にラバーを貼ると総重量がかなり重くなります。
今まで片面の日本式ならば、120〜140gで収まっていたところ、180〜190gに化けてしまう。40gの増量はズシッと手首を襲ってしまう。シニアならなおさらだ。
そしてグリップ。
日本式ならコルクがあり、人差し指がカチっとハマるが、中国式は引っ掛ける場所がほとんどない。日本式ユーザーであれば、「なんであんなの握れるんだ?」と思ってしまうでしょう。
さて、そこでひとつご提案。
中国式にしたくなくて、両面にラバーを貼りたい。
それならば、反転式を使えばよいのです。
今回はVICTASから2本の反転式をご紹介。
フリースカーボンが入っている「スピンエースカーボン」
ウッドファイバーが入っている「WFSローター」
それぞれラケットの平均重量は60gと68g
どちらも両面に「V>15スティフ」の2.0mmを貼ってみましたが、
スピンエースカーボンは150g
WFSローターは156g
になりました。
軽い!中国式では考えられない軽さです!
それぞれの性能の違いは
初速のスピンエースカーボン、スイートスポットと伸びのWFSローターです。
より軽さを活かして、前陣の早さで勝負するならばスピンエースカーボンがオススメ。表ソフトにも合います(元全日学ランカー使用)。
回転を重視するならばWFSローターがオススメ。球持ちが良く、台についてからの伸びがあります。さらにウッドファイバー効果で、ラケットのほとんどがスイートスポット。打ち損じがかなり少ない。
この2本、なかなかオススメです。
中国式が握れない!という人は、反転式でブンブン振ってみてはいかがでしょう?