各メーカーのラケット性能表まとめ(2020年版)

2020/03/09


2020年度のラケットの主要メーカー性能表をまとめました。バタフライ、ニッタク、TSP、ヤサカ、スティガ、Joolaなどを比較しやすく紹介しています。
随時更新中のため一部2019年版が掲載されています。
また、卓球ナビでの売行きなどもお伝えします。

まずすべてのメーカーで言えることなのですが、スピード軸に対するのは振動特性や打球感を使っているので、右上=高性能というわけではないです。
ちなみに振動特性は値が大きいほど手に響きにくいということなので、特殊素材を使っていたりブレードが厚い場合は右に位置する傾向にあるようです。

バタフライ(2020年)



ビスカリアおよび同性能といわれるALC系ラケットは全体的に中間に位置しているのでバランスの取れたラケットといえますね。
新商品の張本智和インナーフォース SUPER ZLCはかなり弾む部類のラケットになります。
-ビスカリア
-張本智和インナーフォース SUPER ZLC

2020年で注目はレボルディア CNFです。
-レボルディア CNF

ニッタク(2020年)






まずはシェイクですが、性能としてはトルネードキングスピードが良いですね。

新商品のファクティブ7、馬龍カーボン3は両方ともバランス型といえます。
-ファクティブ7
-馬龍カーボン3

ニッタクのペンホルダーはやはりアコースティックの使用率が高いイメージです。ちょうど中間に位置しているのでバランス重視のラケットなのが表からもわかりますね。
-アコースティックC

TSP(2020年)




TSPで一番人気はやはりスワットシリーズですね。
スワットシリーズは打球感はミッドとハードの境目付近で、パワー、スピード、カーボン、無印という順番でスピードが違うという位置付けです。
-スワットパワー
-スワットスピード

性能としてはアストロン ブルーが一番ハイパフォーマンスです。比較的安価なので低価格で高性能なラケットといえます。

VICTAS(2020年)




VICTASの性能表はちょっと見づらいです。
ZXギアシリーズは非常に人気です。さらに新発売のリアムピットフォード性能もかなり高くて人気間違いなしです。

ヤサカ(2020年)




以前人気だった馬林シリーズですが、さすがに馬琳選手が引退して時が過ぎているので売行きにブレーキがかかっている印象です。
そのような中、卓球ナビでの売れ筋はアルネイドで、梁靖崑(LIANG Jingkun)選手が使用中と言われています。

他にはリーンフォースシリーズの売行きも好調です。

スティガ




「木材合板ならスティガ」というイメージが強いのですが、最近はカーボンでも目立ちつつありますね。
人気でいえば、エバンホルツ、インフィニティー、インテンシティ、クリッパーといったところですが、エメラルドも最近使っている人を見かけるようになってきました。中国やヨーロッパのトップ選手が好んでスティガを使う割合が高まっているようです。

Joola(ヨーラ)




日本でヨーラのラケットを使っている選手は少ないのですが、ヨーロッパでは少なからず使われています。アルナやTPEなどが好まれているようです。

TIBHAR(ティバー、2020年)


まとめ


以上のように各メーカーの性能をまとめてみましたが、やはりトップ選手に限らずよくつかわれている傾向として、
・スピードは「飛びすぎない程度に早い」
・打球感は「ほどほどハード」
というバランスのとれたラケットのようです。

特に日本は「みんなが使っているラケット」「トップ選手が使っているラケット」が人気です。この傾向を逆手にとって敢えてあまり使われていないラケットで勝負するというのも相手は嫌がるはずです。

あるトップ選手が「ラバーは気に入らないものを使っても多少は対応できるけど、ラケットは自分に合わないものを使うと試合にすらならない」と言っていましたが、ラケット選びは慎重に選びたいところですね。

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