11月25日開幕 ITTF新大会 WTTマカオの試合方式が発表 8ポイント制の新たなルールも 卓球

2020/11/04


11月3日、ITTF(国際卓球連盟)は11月25日から29日までマカオで開催する新大会「WTT(World Table Tennis)マカオ」の試合方式やスコア方式を発表した。

WTTは卓球の商業化を目的にして開催されるITTF主催の新大会だ。
現行のワールドツアーなどは2021年からWTTシリーズに置き換えられる予定となっている。

今大会から新ルール“ラッキー8”が採用される。8ポイント先取によりゲームが決着するというものだ。

また従来の大会と異なる点として「トップ4シードバトル」が発表された。
トップシード1位からトップシード4位に位置づけられた選手により行われる『準々決勝のシード決め』の試合だ。これにより、トップシード4に位置づけられた4選手は最低でも3試合を披露することとなる。ファンにとってはよりハイレベルな試合を従来より数多く楽しむことができるのだ。

WTTマカオは男女とも各16選手が出場予定。
現時点では許昕(中国)や劉詩雯(中国)ら男女各4選手の出場が発表されている。

■出場選手■
●男子
1.許昕(中国)
2.鄭栄植(韓国)
3.林昀儒(チャイニーズタイペイ)
4.林高遠(中国)

○女子
1.王曼昱(中国)
2.A.ディアス(プエルトリコ)
3.劉詩雯(中国)
4.馮天薇(シンガポール)

■試合スケジュール■
・バトル1(11月25日)
・バトル2(11月26日)
・トップ4シードバトル(11月25日、26日)
・準々決勝(11月27日)
・準決勝(11月28日)
・決勝(11月29日)

■試合方式■
<バトル1>
ランキング9位から16位の8選手が抽選により決まった組み合わせで試合を行う。
バトル1の勝者4選手がバトル2に進出する

●例
11 vs 16
12 vs 14
9 vs 15
10 vs 13

<バトル2>
シード5位からシード8位の4選手がそれぞれバトル1の勝者と試合を行う。

シード5位 vs バトル1の勝者のランキング4位
シード6位 vs バトル1の勝者のランキング3位
シード7位 vs バトル1の勝者のランキング2位
シード8位 vs バトル1の勝者のランキング1位
※バトル2の勝者4選手が準々決勝に進出

<トップ4シードバトル1>
シード1位からシード4位選手による準々決勝の組み合わせ(第1シードから第4シード)を決める試合を行う。トップ4シードバトル2に続く。

マッチA:シード1位 vs シード4位
マッチB:シード2位 vs シード3位

<トップ4シードバトル2>
マッチAの勝者 vs マッチBの勝者
マッチAの敗者 vs マッチBの敗者

<準々決勝>
QF1:第1シード vs バトル2の勝者のランキング4位
QF2:第2シード vs バトル2の勝者のランキング3位
QF3:第3シード vs バトル2の勝者のランキング2位
QF4:第4シード vs バトル2の勝者のランキング1位

<準決勝>
QF1の勝者 vs QF4の勝者
QF2の勝者 vs QF3の勝者

<決勝>
準決勝の勝者 vs 準決勝の勝者


■スコア方式■
<バトル1、バトル2&準々決勝>
・5ゲームマッチ(3ゲーム先取)
・11ポイント制
・第1ゲームから第4ゲームまではデュースなし
・第5ゲームのみデュースあり

<トップ4シードバトル>
※新方式“ラッキー8”を採用

・5ゲームスマッチ(3ゲーム先取)
・8ポイント制(8ポイント先取)
・全てのゲームでデュースなし

<準決勝>
・7ゲームマッチ(4ゲーム先取)
・11ポイント制
・第1ゲームから第6ゲームまではデュースなし
・第7ゲームのみデュースあり

<決勝>
・9ゲームマッチ(5ゲーム先取)
・11ポイント制
・第1ゲームから第8ゲームまではデュースなし
・第9ゲームのみデュースあり

(ライター:菅家雅治)


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