日本男子はドイツに惜敗、3位決定戦へ 日本女子は5日（木）に中国と決勝戦 団体準決勝結果 東京2020オリンピック卓球

7月24日から8月6日まで東京体育館で開催される「東京2020オリンピック・卓球競技」。
卓球競技11日目の4日（水）は男女団体準決勝の試合が行われた。

決勝進出をかけドイツと対戦した日本男子はスウェーデン戦とはかわって張本智和を2点起用。
珍しい左利きペアの水谷隼／丹羽孝希はボル／フランチスカに2-11、3-11と良いところなく取られるもスコアが進むごとにエンジンがかかり2ゲームを連取。大逆転が期待されたもののパワフルな攻撃に押し切られ惜しくも失点を許した。
張本智和はオフチャロフの威力抜群の両ハンド攻撃に先制を許したものの、以前より威力を増したフォアハンド攻撃と打球点の早いバックハンドで応戦。シングルス銅メダリストから貴重な勝ち星をもぎ取る。
水谷隼はボルから1ゲームを先取したものの、自らはミスなく、しかし水谷にはミスをさせる安定し円熟したプレーを見せるボルに惜敗。
この試合2回目の登場となる張本は攻撃的なフランチスカに2ゲームを連取され窮地に立たされた状況から本領を発揮。ストップからのフォアハンド攻撃、前陣でのカウンターが冴え渡り逆転勝利をあげる。
ラストに登場した丹羽孝希は得意のカウンター攻撃で勝機を見出したかったが、カウンターが決まっても得点を許さない圧巻のプレーのオフチャロフに敗戦。
日本男子はドイツの壁を超えられず、2大会連続での決勝進出を惜しくも逃した。

日本男子は気持ちを入れ替え、6日（金）11時00分からスタートする3位決定戦にのぞむ。銅メダルを争うのは宿敵韓国だ。

日本女子の決勝は5日（木）19時30分から中国と対戦。
中国対ドイツの男子決勝は6日（金）19時30分からスタート予定となっている。

■男子団体■
●準決勝
ドイツ 3-2 日本
○フランチスカ／ボル 3（2、3、-9、-8、7）2 水谷隼／丹羽孝希
　オフチャロフ 1（7、-11、-5、-9）1 張本智和○
○ボル 3（-7、11、7、7）1 水谷隼
　フランチスカ 2（5、9、-5、-9、-9）3 張本智和○
○オフチャロフ 3（9、7、8）0 丹羽孝希

中国 3-0 韓国
○馬龍／許昕 3（5、5、8）0 鄭栄植／李尚洙
○樊振東 3（7、9、14）0 張禹珍
○馬龍 3（9、8、-9、-13、6）2 李尚洙

□女子団体□
○準決勝
中国 3-0 ドイツ
○陳夢／王曼昱 3（9、2、4）0 P.ゾルヤ／シャン・シャオナ
○孫穎莎 3（6、4、9）0 ハン・イン
○陳夢 3（-5、4、9、11）1 P.ゾルヤ

（ライター：菅家雅治）