日本女子チームはドイツを圧倒し銀メダル以上が確定 男子は準決勝で中国に挑む 2022世界卓球成都大会 8日目結果

9月30日から10月9日まで中国の成都で開催される「2022年世界卓球選手権 成都大会（団体戦）」。
大会8日目の7日は男子準々決勝4試合、女子準決勝の2試合が行われた。

日本男子はメダルをかけた大一番の準々決勝でポルトガルと激突。ヨルジッチ擁するスロベニアを破って勝ち上がったポルトガルに対し、3番の及川瑞基がモンテイロに逆転負けを喫したものの、戸上隼輔が相手エースのフレイタスを1番で撃破し、張本智和はヨルジッチを破ったジェラルドとフレイタスに勝利し殊勲の2得点。日本の若きエースはグループリーグのルーマニア戦でO.イオネスクに敗れて以降、怒涛の7連勝を飾っている。絶対王者中国戦での奮起にも期待がかかる。

準決勝にのぞんだ日本女子はドイツにストレート勝ち。2番に登場した伊藤美誠は今シーズンWTTシリーズが好調で世界ランキングを8位まで急上昇させたハン・インを圧倒。コースを自由自在に打ち分けスマッシュでフィニッシュする完璧なカット打ちでシャットアウトした。
決勝の相手はここまで1失点も許さず、落としたゲームは1ゲームのみという開催国中国。日本は1971年名古屋大会以来51年ぶりの世界一を狙う。

■男子■
●準々決勝
中国 3–0 スウェーデン
○樊振東 3（7、9、5）0 ファルク
○馬龍 3（11、8、6）0 モーレゴード
○王楚欽 3（-7、-10、3、9、6）2 K.カールソン

日本 3-0 ポルトガル
◯戸上隼輔 3（-8、6、4、7）1 フレイタス
◯張本智和 3（8、5、6）0 ジェラルド
　及川瑞基 2（-6、5、9、-9、-8）3 モンテイロ◯
◯張本智和 3（-7、7、4、3）1 フレイタス

ドイツ 3-2 フランス
　デューダ 2（5、4、-9、-11、-11）3 A.ルブラン◯
　チウ・ダン 1（-10、-8、6、-9）3 F.ルブラン◯
◯シュトゥンパー 3（-9、6、6、4）1 ローラン
◯チウ・ダン 3（10、5、-9、7）1 A.ルブラン
◯デューダ 3（6、7、10）0 F.ルブラン

韓国 3-1 中国香港
　趙勝敏 2（-9、6、-9、9、-9）3 黄鎮廷◯
○張禹珍 3（4、3、4）0 呉柏男
○趙大成 3（-8、6、5、4）1 林兆恒
○張禹珍 3（6、-8、9、10）1 黄鎮廷


□女子□
○準決勝
日本 3–0 ドイツ
○早田ひな 3（-9、3、-6、6、8）2 ミッテルハム
○伊藤美誠 3（7、7、6）0 ハン・イン
○木原美悠 3（4、8、-9、-10、10） シャン・シャオナ

中国 3-0 チャイニーズタイペイ
◯孫穎莎 3（9、1、4）0 陳思羽
◯陳夢 3（10、8、6）0 李昱諄
◯王曼昱 3（3、5、9）0 劉馨尹

（ライター：菅家雅治）