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ゆうの試打レビュー「36.5ALXi」 XIOMの代表的インナーに成長する注目株
高校〜大学の男子に使って欲しい1本
ウーゴハイパーアクシリウムやアイスクリームのような選手仕様モデルに比べると、少し影が薄いラケットである36.5ALX。
王道のアウターで、感覚で言えばXIOM版のビスカリア。
高校生〜大学生のガンガン振っていく男子のドライブ型にピッタリのラケットだ。
その36.5ALXにこの春、インナータイプが登場。
名前は36.5ALXiというインナーという意味の「i」がついた。
さて、単純に同じブレードでインナータイプにしたのかと思ったら、少々違うようだ。
アウターの36.5ALXと上板も中芯も違い、別のラケットのインナータイプになっている。ただ掴むだけのインナーではなく、高いレベルでプレーすることを考えた上級用インナーに仕上げるため、板の強さ、そして弾みを求めている。
いやいや、このインナーは気持ち良いぞ!
インナーらしい球を掴む感覚はもちろん、弾いて飛ばす強さもある。
ややボールは軽くなりそうだが、それ以上にスピードが出てくれる。アウター寄りのインナーだから飛ばしやすい。
試打にはディグニクスの09Cと05を貼って打ってみたが、圧倒的に09Cのほうが良い。スピンをラバーで補助して、スピードとコントロールをラケットで作り出す。
韓国ではこのラケットにキョウヒョウなどの粘着ラバーを貼る選手も多いと聞くだけに、粘着で回転を確保できれば、残るラケットにはコントロールを求めたい。
また、近年の学生のようにインパクトに力を入れずに、スイングの中で打つとかなりボールが走った。試打に協力してくれた平成生まれの高橋聖龍コーチには「めちゃくちゃ良い」と好評だった。
一方で昭和のおじさんたちはどうしてもインパクト時に力が入ってしまう。打ち方によっても印象に差があったように感じた。
動画では昭和生まれ、平成初期生まれ、平成中期生まれの3人が試打。
バタフライの代表作がアウターがビスカリア、インナーがインナーフォースであるなら、XIOMの代表作になりえる36.5の2本。
学生で振りまくりたい人にぜひ使って欲しいインナーだ。
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