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ゆうの試打シリーズ MKカーボン 松平健太の使用ラケットはバタフライのALC+カウンター性能の良作
「これ、良いのができたんだよ」と興奮を通り過ぎて、もはや楽しげにGCフォースター氏(ティバーアジア地区ゼネラルマネージャー)が話してきたのが、昨年の秋のことだった。契約選手に松平健太を獲得した時から開発してきた「松平健太仕様の用具」、まずはラバーの「ハイブリットMK」がリリースされ、すでにヒットを飛ばしている。
そしてようやく2023年2月にラケットが登場した。GCも大興奮して紹介してきたそのラケットの名前は「MKカーボン」。もちろん「MK=松平健太」だ。
木材5枚合板にクリプトカーボンをアウターに2枚。松平選手が長年アウターのアリレートカーボンのラケットを使っていたこともあり、それに近いアウターカーボンを目指している。
バタフライの契約時代にティモボルスピリット、ティモボルALC、松平健太ALC、そして最後は張継科ALCを使っていた松平選手が作るなら、王道のアウターのアリレートカーボンだろう。
さて、ファーストタッチからすでに似ている。打球感、弾み、球離れ、スピン、コントロールまでかなり似ている。アウターALCに超そっくりで、似ているどころじゃない。
これはちゃんと普段からアウターALCを使っている有識者・愛用者に打ってもらわないといけないと思い、中央大にお邪魔して、佐藤功志朗選手に比較試打をお願いした。
わかりやすく違いを並べると
●スピード 張継科>MKカーボン
●スピン MKカーボン>張継科
●安定感 MKカーボン>張継科
という結果だった。
スピードは張継科ALCに比べると劣るが、アウターカーボンという期待は裏切らない。そしてスピンはMKカーボンのほうが上のようだ。
全体的に「安定感の高いアウターALC」を表現している性能になっている。
特にカウンターの安定感が高く、どんな位置からも質の高いボールが入る。
バタフライのアウターALCにもっと安定感を!
という選手にとって、希望を叶えるラケットになるかもしれない。
百聞は一見にしかず、動画を見てみてほしい。
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