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2022/01/10
ゆうの試打シリーズ「クァンタムXプロ」編 ニッチすぎる狙い?
扱いやすさがちょっと仇になったか おとなしい粘着
ドニックから新しい粘着ラバーが出たそうです。
ブルーが多すぎでおなじみのドニックですが、今回はブルーグリップS2。
いや、今までのブルーグリップはR1、V1、C1、C2だったんですが、アルファベットがまた変わって、もう混乱ですよ。
おさらいするとR1は微粘着のスピードタイプ、V1は強粘着のスピンタイプ、C1は中国テイストの60度の超ハードタイプ、C2は55度のハードタイプです。
それぞれ味が全然違うラバーですが、かなり癖があります。
粘着を使う選手はその癖が大事とも言いますが。
今回のブルーグリップS2は
そのへんの癖がやたら薄い印象です。
微粘着のトップシートにアクーダS2の42.5度のスポンジを搭載。
粘着の部類の中ではかなり柔らかいラバーなので、ぶつけて打っても、それほどいいボールにはなりませんでした。
基本的に粘着は硬いほうが良いボールになるし、癖もでます。一方で柔らかい粘着は威力よりも回転のかけやすさやブロックの変化が出しやすい。
特に今回は大学生トップの選手に打ってもらったので、柔らかいラバーが合わなかったようです。自分も打ちましたが、いや、うーん、ニッチだな。と思いました。
他メーカーだと輝龍を少し弾ませたイメージがしっくりきます。
攻撃よりも攻守や守備よりのラバーですね。
粘着でもコントロール性能を高めたい、粘着でも柔らかいものが良い、中国製よりも品質を安定させたい
という人向けですが、硬い粘着に比べると攻撃力が格段に落ちます。
価格も安くないので、本当にニッチな人にしか刺さらないラバーだと思いました。
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