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ゆうの試打レビュー ジキル&ハイドZ52.5 上級〜トップ向けの超高性能 Zはディグと打ち合えるラバーだ
ジキル&ハイドの最終兵器にして、最高性能の「Z52.5」。
定価はなんと10,780円(税込)!
価格だけ見ても、メーカーの自信なのか、マーケティングなのか、とにかく中途半端なラバーでは許されない。
打てばわかりますよ
とXIOMが自信満々に語るラバー、よし早速試打して試してやる!
一番驚いたのは弾みだ。
とにかく弾む、ボールが深くて圧がある。
ワンコースでのドライブだけでも、グイグイっと相手を押して行けるエネルギーがある。
回転がすごくかかっているわけではないが、深さとスピードで押して行けるラバーだった。
他のドイツラバーはもう少し安全運転に収まってしまうが、Zはアクセルがぶっ壊れている。初めてディスニクス05を打った時の驚きに似ていた。
一方で「こういうラバーはツッツキやループの回転が軽いんだよな」と思っていたが、試してみるといい意味で裏切られる。
シートが強く、薄く捉えたループドライブは非常に回転量が多く、相手のブロックもしっかりオーバー。
「ええ?こんなにかかるの?」と思わずニヤけてしまった。ディグ05では難しかったループのコントロールはZのほうが上だろう。
暴れるモンスターだけど優しい一面がある
例えるならば眠れる獅子
打ち合いでは負けず、相手の威力に負けずにパワーで打ち返す。
肉弾戦を好むトップ選手向けというのがよくわかった。
しかし、高性能ゆえにカウンターが難しい。
しっかりグリップして、しっかり弾ませて返すので、前陣タイプはカウンターが台に収まらない。
多くの初〜中級者は前陣でプレーするため、ややオーバースペックになってしまうだろう。
前陣で収める技術力があって、中・後陣で戦う時に打ち負けない用具を求める選手・・・つまり上級者〜トップ選手に好まれる、いやそのステージで戦う選手用のラバーなのだ。
ディグと打ち合いで負けたくない!
でもドイツ製のクセ球をなくしたくない!
スピードで相手を打ち抜きたい!
そんな要望があって、叶えてくれるなら1万円も高くはない。
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