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ゆうの試打レビュー シンテリアック 大島選手も使用するアンドロの新たな定番登場

「軽くて良いラケットがあるんですよ」とアンドロジャパンの濵川氏に呼び出されて、本社のある雑司が谷駅まで行ってきた。
今までのアンドロのラケットはある意味「奇抜」なものが多いので、
「どうせ濵ちゃんが好むような乱暴なラケットだろうな」と内心疑っていたことはこの記事を読むまでは内緒にしておこう。
エレベータを出ると見慣れた卓球台が置いてある展示ルームに直接つながる。そしてポンっと置いてあったのはすでにリリースしていた2本のシンテリアックだった。
このラケットは春の展示会でも評判は好調で、
「これが良いんですよ!打ってみてください」と濵ちゃんは笑顔。
シンテリアックは
Z系のザイリーマをアウターに配したZCO OFF/S
A系のヴィルテマをインナーに配したVCI OFF
の2種類がある。
どちらもこだわったのは万人受けの性能で、超王道の作りになっている。
今までのアンドロのラケットは少し尖ったものが多い。板厚が5mm台の特殊素材ラケットはほぼ存在せず、「厚くてパワーがある」ラケットばかりだった。
今回、ZCOは5.7mm、VCIは5.9mmと薄めに設定し、つかみの良さを重視した性能になっている。
打ってみると素材と板厚によって2本の性能は非常に似ていて、正直「ん?どっちもインナーじゃないの?」と感じてしまった。アウターだけどインナーっぽい大人しさがあるので、扱いやすいがアウター愛用者にとっては物足りないかもしれない。
試打で最も違いを感じたのは対下回転のドライブ。
ややアウターのほうが球離れが早いので、下回転でも打ち抜いていきたいならアウター、
ループで高い・深いをコントロールしたいならインナーのほうが適しているだろう。
ほんの少しの違いだが、この好みの違いが大きく試合の勝敗を分ける。
「似ているけど違う」「似ているけどこっちが好み」
機会があれば実際に打ってみて好きな飛び方を選んでほしい。
万能な性能で、ラバーを活かす癖のないラケットになっているので、初〜トップまで広く長く使えるだろう。特殊素材ラケットの最初の1本にもオススメしたい。
ちなみに、新たに契約した大島選手はインナーのほうを使用。
そして価格もインナーのほうがなぜか少し安い。
これは・・・・・インナーかな。
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