2022/01/14

ゆうの試打シリーズ 「ヨルジッチ & ハイブリッドK3」編 ティバー新商品組み合わせ

飛ぶけど軽い?

2021年末に発売されたティバーの新作を打ちました。
ラケットはヨルジッチ、ラバーはハイブリッドK3。
どちらもヨーロッパでグイグイきているスロベニアのヨルジッチが使用している用具です。

東京五輪で張本智和選手を破ったことで注目されました。
ごつい体、ブンブン振るバックハンド、堅実なフォア。
面白い選手が出てきました。

そんなヨルジッチの用具の発売、、、タイミングはバッチリでしょう。


打った素直な感想はふたつ。
あんな体なのにこんな軽いラケット使ってるの?
あんな体だからこんな硬い粘着使ってるの?

これです。

ラケットがまず軽い。
平均85gとのことですが、ほとんどが70g後半〜80g前半に収まってます。
軽すぎるんじゃない?と思ってしまうほど軽い。

球離れが早く、打ったらすぐにポーンと出てしまう感覚があります。打球感、打球音も独特ですね。少々バルサっぽい。ボールも少し軽いかな。

ラバーはヨルジッチの代名詞であるバック側、、、、ではなくてフォア側に使用しているもの。
硬度53度の粘着性で、日本でヒットした「ハイブリッドK1J」よりも、スピード・スピンを向上させて、より中国粘着に近づけたとのこと。
ヨルジッチ自身はバックハンドがうまく、フォアはそこまで強くないですが、より特徴を出すための選択と言えるでしょう。

ボールのスピード、スピンは結構良いのですが、53度をしっかり当てるためのパワーと打ち方をしていないと性能を引き出せないでしょう。中級者には少々ハードルが高い。


この用具ですが、今の今まで個別に打ったレビューはほとんどありません。常にヨルジッチとハイブリッドK3はセットで試打されています。ヨルジッチ本人の組み合わせでもあり、打っている人のほとんどがティバー契約プレーヤーだからでしょう。
実はこの組み合わせじゃないと、双方の良さが出ないのではないかと思ってしまう。

軽くて弾むラケットだが、スピンがないので、重くてかかるラバーを貼る。
お互いに短所を長所で埋めているのではないか。この組合わせ以外で打ったら、あれ?とはならないのか?と思ったのです。

そこで、この動画を打ったあとに、ヨルジッチの真の力を見極めるために、ディグニクス05を貼りました。GC、ごめんよ。でもみんなは見たいはずなんだ。

そちらの動画は「台隅をつつけ! ゆうの卓球試打チャンネル」でアップされますので、併せてご視聴ください。

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