2022/04/15

ゆうの試打レビュー「ハモンドZ2」 このラバーは「落としてたまるか」

日本製の最高峰で間違いないが・・・落とし穴あり⁉

2022年春、ニッタクから新発売されたハモンドZ2
ハモンドといえば、グルー時代に一世を風靡し、ジュニアからシニア、そしてトップ選手も使っていた超ヒットラバーだ。

これまで硬めのハモンドプロα、グルーを塗ったようなハモンドプロβ、テンションのハモンドX、その他、表ソフトのFAなど、数々のバリエーションをリリースしてきた。

しかし、今はほとんどが廃番となり、元祖ハモンドも入門用の学販として扱われている。

では今回発売されたハモンドZ2は一体何だ?

耳を疑うがここにきて、トップ選手用ということだ。テナジーやディグニクスなど、どんどんラバーが進化してきている中、このラバーは本当に戦えるのだろうか?

トップ選手用ということで、動画では強打者のプロコーチに打ってもらった。もちろん、私も打ったが、プロコーチと感想はほとんど一緒だった。

結論から言うとトップ選手が本当に使うのかは疑問である。使ってもバックだろう。トップ選手のフォアには難しいと感じた。確かに、打球感も打球音も回転もスピードも良い。第一印象は、かなり良かったことは間違いない。

しかし、打てば打つほど粗がみえてしまう。通常ならば、優秀ラバーという評価になるが、たぶん最初のハードルを高く上げすぎたせいだろう。
打ち方や食い込ませ方にもよるだろうが、「落としてたまるか」のコンセプトに逆らうように「落ちる」のだ。

これが5000円代なら両手で拍手!しかし、税込み7000円を超えるラバーだから、もっと衝撃がほしい。
もっと何か感じさせてくれ!と期待したが、それを超えるものではなかった。

だが、驚きもある。
長くバタフライ以外の日本製で性能の高い裏ソフトがなかったところに、良いと評価がもらえるようなラバーが登場したことがすごい。

発売前のハードルは相当上がっている。
ユーザーが手にした時にどのような評価が下り、どのように浸透していくのか。

引き続き、継続調査、打っていこうと思うラバーだが、現時点では「惜しい」と言っておこう。

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