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ゆうの試打レビュー ジキル&ハイドX47.5 新作のジキハイ「X」はミートとドライブの二重奏
2022年、ショッキングなネーミングで発売されたジキル&ハイド。すでにH52.5は売り切れ欠品、V47.5も品薄状態で、スタートダッシュには成功しているようだ。
「早く安定供給してよー」というユーザーの気持ちを置き去りに、2022年12月にシリーズの新作「X」と「Z」が発売された。
そもそもこのXとZはメーカーカタログに事前に掲載されていて、発売自体は決まっていたラバーだから、期待していた人も多い。
Xのキャッチコピーは
「ミート力とスピン力の双方をMAX強化」
ミート力があるのに、スピン力があるなんて・・・かなり信じがたい。それは触らなきゃわからないと、早速打ってみた。
試打すると同じスポンジ硬度のV47.5と比べてみると、打球感は2段階以上硬く感じる。
柔らかいシートが特徴だったVに比べると明らかにシートが硬い。そしてスポンジも詰まっているのか、やや硬さが目立つ。
その分、Vに比べて威力が出て、力強い。
力比べならVよりもXのほうが上だろう。硬質にして威力を高めたVというイメージが合う。
ミートも打ちやすく、カウンターはむしろミートのほうが適している。かなりミート性能が高いラバーと感じた。これは大きなスイングでカウンタードライブをするタイプではなく、前陣でカウンターブロックで振り回すタイプに相当合っているだろう。
一方でキャッチコピーのスピン力は驚くほどではなかった。ループドライブもスピードドライブも相手が驚くほどの回転量はない。それでもミート重視のラバーの中ではかかるほうなので、サービスレシーブは全く問題ない。
最も特徴的だと感じたのは弾道だ。
弧線の高さにこだわる最近のラバーに比べると、直線的に飛ぶ。刺さるような打球になるので、相手が取りにくいと感じた。ミートも当然直線的に飛ぶが、なぜか安定する。不思議に収まりが良いのが、心地良い。
ドライブ&ミート、両方で攻めたい(ややミート寄り)人にはおすすめできるラバーだ。
フォアにV、バックにXを貼れば弾道にかなり変化が生まれるので、おもしろい。
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