2021/12/17

ゆうの試打シリーズ 「Q1」編 売り方次第で化けるか⁉ 4200円と侮るなかれ

今年の年末はQQualityと同時発売されたQ1にも注目していきたい。
Q3、Q4、Q5と出て、まさかの数字は後退。

性能に関してはQシリーズの中では一番低いようですが、
それでもGFシリーズよりは高い位置。

GFが4900円なんですけど、それより性能良いラバーを4200円で出しちゃうんですね。

ミズノは裏ソフトに関して完全に脱ドイツを図っているようです。

4000円代のラバーは初中級者のボリュームゾーン。ヴェガやライガン、ファクティブなど、安くて良いラバーがひしめき合ってます。

Q1はそのライバルたちとどう戦うのか、差別化するのかが気になるところです。

動画ではヴェガヨーロッパと比べているので、ぜひ見てください。


結論から言うと
性能は高いラバーだけど、アプローチ・売り方が難しいラバーです。

どう説明して良いんだろうか、これは悩みます。

まずスピンです。
回転量は多く、ドイツ製の5〜6000円ラバーに比べても引けをとりません。同等か、ラバーによっては超えてます。
V>15、ファスタークよりも回転量多いのは間違いない。この2枚のラバーは薄く捉えた時に落ちる時がありますが、Q1にはその心配はまるでない。

次にスピード・飛距離です。
これは並です。スピードは出ますが、勝手には出ません。飛ばすにはある程度のパワーが必要ですね。スピードと飛距離に関してはV>15、ファスタークのほうが優秀です。初速もドイツ製のほうがあるでしょう。

だからあまりパワーのない人が使うと「飛ばない」と感じるかもしれません。オートで飛んでいってくれるラバーではなく、自分で飛ばさないといけない。

スピンが良くて、スピードはそこそこ。
他メーカーならば5500円をつけそうなラバーです。

この手のラバーはたとえばオメガ5やブルーファイアなどの、4000円ラバーよりももっと性能高いラバーを使っている人のほうがマッチします。

「4000円ラバーだけど、6000円ラバー使っている人がターゲット」

これは難しい。売り方が非常に難しい。

指導者、専門店にしっかり説明して、ユーザーが一目瞭然のパネルがほしいところです。
通常の4000円代のラバーの次のステップに位置するのがQ1。

QQualityは売れるでしょう。でもQ1のポテンシャルも結構ありますので、引き続き注目していきたいラバーです。

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