2022/02/26

ゆうの試打レビュー「ZX-GEAR OUT」編 契約選手がこぞって使うパワーブレード

強みは弾道だ

VICTASの契約選手がこぞって使っているラケットがあります。
それはゼクスギアアウト。
90周年記念選手モデルとして発売されたラケットのうち、岸川聖也、松平賢二、吉村和弘、曽根翔など、男子選手のほとんどがゼクスギアアウトのブレードで構成されており、VICTAS男子選手使用の代名詞となっています。

使っている素材はゼクシオンとカーボンをかけ合わせたZカーボンという硬くて弾むもの。
それをアウターに配置して、球離れ早く、パワーを搭載したラケットです。
使っている選手に想像できるようにブンブン振り回すパワータイプにピッタリ。

では、中級者が使うとどうなのか。選手に愛されるラケットの性能を検証してみました。

まず硬い!
アウターだから当然ですが硬くて球離れが早い。

しかし、速い!
スピードが出て、ボールが深く入る。

この深く入るというのがトップ選手が大切にしているところです。
深く入れば、相手が詰まる。深く入れば、決まりやすい。

そして弾道が直線的なので、バウンドが浮きにくいのも特徴です。
V>15エキストラと合わせていたために、その性能は顕著に出ました。

鋭角に台につき、バウンドも低く、ある程度ばらつくので、相手のブロックが全然安定しません。これは相手が嫌がる「勝てる性能」ですね。

一方で回転の部分はやや少なく感じます。ループドライブでの引っ掛かりが弱く、回転量に特化しているわけではないようです。
スピードと深さによるボールの重さで打ち抜いていくギアでした。

他メーカーのアウターと比べると「ビスカリア」の弾みを高めて、回転を少し抑えたイメージです。スピード重視、中陣での打ち合い重視のパワーラケットに間違いないでしょう。

それにしても弾道が素晴らしい。
決めにいく弾道で、下がった時でもボールがしっかり前へ飛ぶので、飛ばなくてネットミスすることも少なかったです。

でもちょっと昭和生まれには厳しいかな・・・その理由は動画でお楽しみください。

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