2021/05/13

世界ランク122位の周啓豪と女王陳夢がV 混合複は馬特/劉斐が優勝 2021直通WTT大満貫・世界選手権 中国

5月3日から7日まで中国の河南省で「2021 直通WTT大満貫(グランドスマッシュ)・世界選手権大会」が開催された。
東京五輪の公式卓球台を使用して行われた今大会。五輪後の開催が予定されているWTTグランドスマッシュと2021世界卓球ヒューストン大会(個人戦)の出場選手が今大会と5月末に行われる第2ラウンドの結果で決定される模様だ。

男子シングルスは世界ランキング122位の周啓豪が樊振東、馬龍、梁靖崑と中国代表の中心選手を次々と撃破し優勝。ワールドツアーなど大きな国際舞台で目立った成績のない24歳が衝撃的な優勝を飾った。
なお世界ランク2位の許昕は16歳の新星、林詩棟に破れ第1ステージ敗退。両ハンド、そして攻守のバランスに優れた16歳は張本世代の大きなライバルとなりそうだ。

混合ダブルスはカットマンペアの馬特/劉斐が優勝を飾った。
東京五輪で金メダルを狙う水谷隼/伊藤美誠ペアの前に立ちはだかるだろう中国。東京五輪の出場ペアは現時点では未発表だが、許昕/劉詩雯ペアでも優勝出来ない今大会のハイレベルな結果を見ると、日本にとってはどのペアであっても厳しい戦いとなることは間違いない。

■男子シングルス 第2ステージ■
●決勝
周啓豪 4(-4、8、-3、10、8、9)2 樊振東

●3位決定戦
馬龍 3(10、-5、9、9)1 王楚欽

●準決勝
樊振東 4(7、6、-5、10、-9、8)2 王楚欽
周啓豪 4(5、11、-9、-8、12、-4、8)3 馬龍

●1回戦
樊振東 4(-11、5、9、-4、5、6)2 林詩棟
王楚欽 4(6、-12、6、4、6)1 徐晨皓
周啓豪 4(5、6、6、-4、-9、4)2 梁靖崑
馬龍 4(9、9、8、-8、7)1 方博

□女子シングルス 第2ステージ□
○決勝
陳夢 4(-10、7、3、-9、7、3)2 孫穎莎

○3位決定戦
王芸迪 3(12、7、6)0 朱雨玲

○準決勝
陳夢 4(9、9、10、-8、8)1 朱雨玲
孫穎莎 4(5、-5、7、-10、7、6)2 王芸迪

○1回戦
陳夢 4(5、6、1、7)0 劉斐
朱雨玲 4(9、3、13、8)0 劉詩雯
王芸迪 4(-9、13、-7、6、9、9)2 王曼昱
孫穎莎 4(9、8、7、5)0 陳幸同

■混合ダブルス□
●決勝
馬特/劉斐 4(7、-4、10、-8、9、7)2 周雨/陳幸同

●3位決定戦
梁靖崑/孫穎莎 3(9、-5、9、2)1 林高遠/張瑞

●準決勝
周雨/陳幸同 4(4、5、-2、-8、-2、11、11)3 林高遠/張瑞
馬特/劉斐 4(10、-12、-6、-9、7、6、8)3 梁靖崑/孫穎莎

●準々決勝
周雨/陳幸同 4(9、8、-5、-10、14、8)2 許昕/劉詩雯
林高遠/張瑞 4(-10、5、9、-7、9、6)2 王楚欽/王曼昱
馬特/劉斐 4(9、7、7、8)0 徐晨皓/王芸迪
梁靖崑/孫穎莎 4(6、10、8、8)0 朱霖峰/朱雨玲

●1回戦
許昕/劉詩雯 4(6、2、9、6)0 于子洋/陳熠
周雨/陳幸同 4(9、5、-6、3、8)1 周愷/何卓佳
林高遠/張瑞 4(9、-6、5、9、7)1 鄭培峰/劉瑋珊
王楚欽/王曼昱 4(9、12、-8、6、9)1 趙釗彦/孫銘陽
馬特/劉斐 4(11、9、4、9)0 樊振東/銭天一
徐晨皓/王芸迪 4(6、4、3、9)0 孫聞/蒯曼
朱霖峰/朱雨玲 4(-4、9、7、7、5)1 周啓豪/顧玉婷
梁靖崑/孫穎莎 4(6、5、5、4)0 薛飛/石洵瑶

(ライター:菅家雅治)

記事に対するコメント

コメントはまだありません。

コメントを投稿する

※最大500文字です。

 

関連記事

  • 梁靖崑と孫穎莎が戴冠 張本智和と早田ひなは8強 WTTチャンピオンズ・仁川2024
    梁靖崑と孫穎莎が戴冠 張本智和と早田ひなは8強 WTTチャンピオンズ・仁川2024
    2024/03/31
  • 初開催の混合団体ワールドカップは開催国の中国が全勝優勝 日本は銅メダルで閉幕
    初開催の混合団体ワールドカップは開催国の中国が全勝優勝 日本は銅メダルで閉幕
    2023/12/11
  • 男子は周啓豪、女子は申裕斌が優勝 申裕斌は単複2冠 韓国が3種目を制覇 WTTコンテンダー・ラゴス2023
    男子は周啓豪、女子は申裕斌が優勝 申裕斌は単複2冠 韓国が3種目を制覇 WTTコンテンダー・ラゴス2023
    2023/06/19

選手別

卓球ナビへようこそ!
レビューを投稿して商品券をゲットしませんか?

新規会員登録